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自由の森学園40周年
5.

自由の森学園美術科
40周年記念

JIYUNOMORI
ART EXHIBITION

2024年

9月3日(火)〜8日(日)
9:00〜21:00(最終日は16時まで)

飯能市民会館 展示室(地下1階)

入場無料(申し込み不要)

JIYUNOMORI ART EXHIBITION

自由の森学園が40周年を迎えました。この節目にあたり、これまでの美術科の歩みを振り返り、作品を展示いたします。

これまでに美術の実践を積み重ねてきた教員も入れ替わりつつありますが、常に暗中模索の中で題材やカリキュラムを考え、生徒と共に美術の授業づくりをしてきました。

40年前に自由の森学園が創立したとき、競争原理を超えて人が人として育つ「場」づくりと「学ぶ」ということに真摯に向き合い、カリキュラムを作ることから授業が始まりました。芸術や表現を大切にするという考えをもとに、芸術による教育とは何かについて美術科は授業を実践しながら考察し続けてきました。その問いかけは、時代の変化や教員、生徒によって変容しながらも、根底では現在もなお受け継がれています。

美術の授業者は題材を考える際に、明確な理論に基づくのではなく直感的に題材を選びます。しかしその一方で、生徒作品を検討する際には、クラスの特色や生徒一人ひとりの気持ちなどに配慮しながら発した授業者の言葉や関わりが、どのように作品に影響を及ぼしたのかを考えます。そのような授業者の試みとその結果を振り返り、次なる実践に向けて、生徒たちへのより濃密なメッセージや問いを模索し練り上げてきました。現在も授業をつくる上で手がかりとなるのは、やはりこれまでの授業者たちが生徒たちと共に積み重ねてきた実践であり、それが内包された生徒の作品でしょう。自由の森学園の美術科の授業において継承されてきたものは「学ぶ」ということ「競争原理を超え人が人として育つ」ためにはどうしたらよいのか、という問題提起であると捉え、これまでの授業で何が変容し、何が削ぎ落とされたのかを振り返ることもまた、その問いの答えが見えてくるのだと考えます。

この展示にあるすべての作品は、生徒たちの指先や姿勢の痕跡が形となって残っています。

これらの作品を観察し、その背景を振り返ることで、これまで大切にしてきたものが見えてくる展示になればと思います。

トークイベント

坂本 匡之 さん   石井 隆至 さん   鈴木 弘子 さん
2024年
9月7日(土)
10:00〜12:00

入場無料(申し込み不要)

過去、美術科の教育実践に携わった坂本匡之さん、石井隆至さん、鈴木弘子さん、3名を招待して自由の森の美術教育についてトークイベントを開催します。お誘い合わせの上、ぜひご来場ください。

アクセス

Googole map で見る
バスで

飯能駅北口国際興業バス乗り場より「湯の沢」「名栗車庫」「名郷」「上赤沢」「中藤(青石橋)」「中沢」「間野黒指」行きのいずれかに乗車し、「市民会館・博物館」バス停下車、徒歩2分

「西武飯能日高」行きのバスに乗車し、「天覧山下」バス停下車、徒歩2分

国際興業バス公式サイト
タクシーで

飯能駅北口から約5分

車で

圏央道 狭山日高インターチェンジから約15分
圏央道 青梅インターチェンジから約20分

駐車場:
正面駐車場(45台)、第2駐車場(23台)、飯能中央公園(会館北側)の駐車場(145台)をご利用いただけます。

40th記念書籍